競売とはどのような不動産売却方法？デメリットや売却の流れを解説｜不動産・一戸建て・マンション・土地ならハウスドゥ！篠路店

「住宅ローンの返済が厳しくなった」など、やむを得ない事情によって実行されることが多い競売。
不動産を売却できる点に変わりはありませんが、一般的な不動産売却よりもデメリットが多いことにご注意ください。
今回は、競売の概要やデメリット、競売をおこなう場合の流れについて解説します。

不動産売却方法のひとつである「競売」とは？

不動産売却のひとつである競売とは、裁判所の権力が行使される売却手段です。
住宅ローンの返済が滞っているなどの理由で、不動産の持ち主の意志とは関係なしに売却が実行されます。
通常、ローンを融資した金融機関や保証機関は、残債を回収するために裁判所に競売を依頼することが一般的です。
また、競売に似た売却手段として任意売却がありますが、任意売却は不動産の持ち主自らがローン返済のために売却を進める特徴があります。

競売での不動産売却にはどのようなデメリットがある？

競売のデメリットの1点目は売却価格の低さで、一般的な仲介売却と比較して半額ほどまで下がることもあります。
デメリットの2点目は、プライバシー侵害を免れないことです。
競売が実行されると、ウェブサイトに競売の情報が載ったり、専門の調査員が不動産を調べたりと競売の事実を隠すのは難しい状況になります。
競売にかけられると分かれば、住宅ローン滞納など良からぬ事情があるのだと周知されてしまいます。
3点目のデメリットは、立ち退きのタイミングを調整できないことです。
競売で不動産の買主が決定すれば、待ったなしに立ち退きを迫られます。
売却による収入はローン返済に充てられるため、立ち退きに支援金などはなく引っ越しのコストは自己負担です。

競売で不動産が売却される際の流れ

競売は突然実行されるものではなく、一定期間の猶予が与えられます。
競売を防ぐには、金融機関の督促状を受け取ってから、競売開始決定通知を受け取るまでの間に返済をしなければなりません。
競売までの一連の流れですが、まず督促状は住宅ローン返済が複数回滞ったタイミングで送られます。
住宅ローン返済の滞りから半年ほど経つと、代位弁済通知により保証会社が立替返済をした事実とともに、立替分の支払いが請求されます。
最終的にローン返済の滞りから約9か月で競売開始決定通知が送られ、正式に競売がスタートです。

まとめ

「住宅ローンの返済が厳しくなった」などやむを得ない事情によって実行される競売ですが、デメリットも多く可能な限り避けたいものです。
ローン返済が不可能になってしまう前に、任意売却など別の手段を考えていきましょう。

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